近視の進行予防(3)生活環境 まとめ

古くから近くばかり見ないで 遠くを見ましょう。と言われてきましたが本当でしょうか?
⑴ 近くを見る時間が増えると 近視が進むかは、まだ議論の余地があります。
   読書時間 30分以上の人 1.5倍
   読書距離  30cm以下の人2.5倍
   読書量      2冊/1週間以上 の人3倍
近視になりやすいという統計が多くありますが、近視になる前の近方視の時間は関係ないという統計もあり、検討が必要です。
屋外活動時間を増やす
実は これが 近視の進行抑制で 世界中の研究者から最もコンセンサスが得られている方法なのです。
1時間/1日多く屋外活動増やすと13%近視を減少させるという統計あり、
両親が近視でも2時間/1日以上の 屋外活動時間 で近視の割合が減り、逆に両親が近視でなくても1時間/1日未満の屋外活動時間だと近視の割合が片親近視と同じくらい増えてしまうそうです。
何故屋外活動が良いのか?運動がいいのか? 光刺激が良いのか?など調査が行われています。★
⑶ その他
睡眠時間  食事  身長と眼軸長の相関   など様々な可能性があります。

まとめ

屋外活動が近視の進行予防にとても効果のある方法です。
★先日NHKで 紫の光が近視進行抑制をすると いっていましたね。2時間/1日以上 光を浴びましょうと言っていましたね。そのうち 紫外線など害のある光をカットしたメガネが登場しそうですね。
近くを長時間 近距離で・・というのは、かりに近視の進行と関係なくても 成長期の姿勢は大切で、姿勢がいいほうが 疲れにくくなりますし、将来の首や肩や腰の痛みに影響しますし、スマホの場合であればゲーム脳といって認知機能の低下を来しますので、やはり近くばかり見ているのはよくないのでは と思っています。
低濃度アトロピン点眼薬は、進行予防に効果が期待されますが、すべての人に効果が出るわけではありません。自分が近視なので子供には・・と思いがちですが、遺伝性が強い場合、きかない・・のです。長期使用の安全性はまだ未確認です。
オルソケラトロジーはエビデンスのある 効果が期待できる方法です。20歳未満へ処方は適応外ですが 主治医との信頼関係があれば良いと思います。(当院では処方してません)
長期の結果が出れば多焦点ソフトコンタクトレンズも期待できると思われます。
以上です。

じんの眼科クリニック

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